高円寺駅から徒歩七分のシェア型書店。  1列単位の棚主がつくる新しい書店。

書籍紹介

『てんてんてん』 はなちこ

著者のはなちこ さんは小説投稿サイト「エブリスタ」で活躍中。温かくて柔らかでどんなときにもほっとさせてくれる絵本も大人気。
『てんてんてん』は「人生」を描きだした大人のための絵本です。人の生きた足跡を文字通り「あしあと」で描き、そこから人生の喜びや苦しみ・悲しみ、そして大切なことを語りかけてくれます。
人物は抽象化して描き出されており、それが逆に深い味わいを出しています。

この本は著者のはなちこ さんに頼んで「ミモザとビオラ」でつくらせていただきました。
ところで、CMYKの4色印刷機で印刷すると蛍光色やパステル調の色はくすんでしまいます。それでは、はなちこ さんの原画が死んでしまいます。そこで印刷屋さんに回すのではなく、光沢紙にインクジェットプリンターで印刷しました。
こうすることによって、はなちこ さんの世界を再現することができたと思っています。
Zineなどで綺麗な色を出したい方の参考にもなると思います。

ぜひ本店・本屋の実験室に訪れてその絵と物語を一度目にしてみてください。
間違いなく素敵な世界に導かれると思います。

もちろん「日本の古本屋」でも購入できます。
https://www.kosho.or.jp/products/detail.php?product_id=557524684

はなちこ 著  ミモザとビオラ製作  500円

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ミモザとビオラ

ミモザとビオラ

文学を楽しみましょう

【ミモザとビオラ】代表の仁矢田美弥です。
今年の2月、「つなぐ、結ぶ、創る ミモザとビオラ」という屋号で開業届を出しました。
 
私は自身も小説を書いており、心の底から文学が好きです。
小説投稿サイトで作品を発表する中で、多くのアマチュアの書き手の方々と知り合いました。
そして、そういった交流の中から、私と同じように、いえそれ以上の情熱をもって作品を書いている方々の存在を知りました。
私が開業に踏み切ったのは、そういったアマチュアの作家さんたち─「才能の原石たち」と呼びます─を少しでも世界に知ってほしいという思いからです。
そんな私にとって、今回「本店・本屋の実験室」に本棚をお借りすることができたのは、本当に跳び上がりたいくらいうれしいことでした。
私の本棚では、商業出版された古書や新刊はもちろんのこと、アマチュアの作家さんの作品のZINE、自製の本をたくさんご紹介していきたいと考えています。

いずれも素晴らしい書き手の方々ばかりです。
ぜひお手に取ってご覧くださいませ。

多くの本好きの方々とつながり、結び、そしてともに創作の喜びを得られますように。

  1. 絵から紡がれた珠玉のストーリーたち/アンソロジー  仁矢田美弥・まちか 編

  2. 『てんてんてん』 はなちこ

  3. 『列』 中村文則

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